ヤバい
参加者:11細萱(プランナー) 松澤
8/8(木)に、封印されていた上級ランがついに決行された
本来の予定日7日は深夜まで雨が続き、路面コンディションが悪いと判断したため延期。
参加予定だった松田は翌日に控えるTCR第4ステージのため不参加となり、バイトの都合がついた松澤が参加した。
03:00に寝起きのまま生協前を出発。まだ暗い中、最初の武石峠(1835m)を登る
04:40には武石峠に到着し、そのまま上田方面へダウンヒルを開始。
気温が低く、体が動かない中で細萱がバイクコントロールを誤り落車。さらに松澤が路面の凹凸によって輪行袋を投げ出され、退路を断たれる。
朝日が昇る中で震えながら下り、武石沖のセブンで補給をとる(05:30)
そこから第2の大門峠(1440m)へ向けてクライムを開始。先行した細萱が頂上から少し離れた日陰で休憩していたため、松澤が気づかず先に下りきってしまうアクシデントが発生。松澤は携帯をボックスに忘れており、ひやひやしたが、下りきったところでなんとか合流。幸いであった
少し進んで麦草峠の手前で休憩をとる(08:00)
第3の麦草峠(2127m)へ登り始めるころにはすでにエネルギーが切れかかっており、疲労が出始める。前回の上級ラン同様、この峠がかなりの難関であった。
それでも何とか09:50には登頂し、売店を経由してキノコ汁やアイスを食べながら佐久穂町方面へと下る。
佐久穂町から佐久市までこのラン唯一の平坦区間を走る。途中、ガストで2時間の昼休憩、仮眠をとることにした。
仮眠を取った後は体力も少しだけ戻り、スーパーで補給して出発。
13:10には大河原峠登り口のセブンで最終補給をとり最大の山に備える。
いよいよ最大の標高差を誇る第4の大河原峠(2093m)にのぼり始める。8割ほど登ったところに突如出現する蓼科仙境都市を抜け、ここまでで最も長い2時間半を費やし山頂に到着。(15:45)
二人とも疲労困憊であったが、前回の上級ランに比べここへの到達時刻が早かったことから、日が落ちても走り続ければ完走可能という結論に達し、予定通りのルートを進むことに。
(前回は下って諏訪まわりで松本に帰ったので、実質ここで挑戦が終わっていた。)
少し下って16:20に女神湖に到着。そこから緩やかに登り、17:00には第5、スズラン峠(1758m)を制覇。
伊那ラン目的地でもあった蓼科湖を通過するビーナスラインを下って、17:45には茅野市のコンビニに到着し、最後の補給をとる。
ゆっくり休んで18:30、最期の超級山岳である第6、霧ヶ峰(1698m)への登坂を開始。登り始めると日が落ち、暗くなった山道を進む。最後のデカイ峠だと言い聞かせ、気力を振り絞って上り霧の駅に到着。(19:45)
暗闇の大平原はなかなか綺麗だった。
最期の難関を超え、真っ暗な中を鹿やタヌキに驚きつつ、猿と思われる鳴き声に徴発され、びくびくしながら短い下りをこなし、とうとう最終の扉峠(1743m)へ登る。
標高差が200mの峠でも終盤の体力はどんどんと削られていく。だがこれを超えればゴールまではほぼ下りのみ。夜道が怖かったが、何とか最後の峠を制した。(20:50)
真っ暗な中で記念写真を撮り、ひたすら下って松本キャンパスを目指す。民家の明かりを2時間ぶりに目にした時の安心感がすごかった。
そして出発してから実に19時間後の22:10、ついにゴールの松本キャンパスに到着。長野行の最終電車が数十分後に迫っていたため、すぐに乾杯して松澤は去って行った。
細萱は20分ほど動けずにちびちびジュースを飲んでゆっくり帰った。
所要時間 19:10′
走行時間 13:50’14”
走行距離 252.06km
走行平均時速 18.2km/h
獲得標高差 6263m