五味ラン

6/13に五味ランが開かれました。

プランナー:12夏目
参加者:12加藤・13奥平・14堀江

五味ランとは…
【用語】五味ラン:破風岳と呼ばれる須坂の方にある山を登るラン。SUCCの数少ないダートランだったが、近年行われていない。
※信大チャリ部迷言bot(@Shinshu_Cycling)から抜粋

せっかく買ったMTBを玄関で腐らせておくのももったいないのでSUCCに入部したときから気になっていた昔話”五味ラン”をやってみました。

前日は金曜日ということもあり当然ながら飲み会。やさしいやさしい堀江くんが長野の築地市場で飲み会を開いてくれました。ビール、最高。IMG_2888

当日は晴天に恵まれ9時ちょうどに長野キャンパスから気持ち良くスタート………するはずでした。

盛大に遅刻してきた堀江。謝罪をする間もあたえず堀江のMTBが謎のパンク。中指を立てながらパンク修理を手伝っていたら突然、奥平が持つビクトリノックスがぼくを襲った。左手の小指に軽傷を負ったが奥平には悪意も殺意もなかったそうなので快く許した。

なんだかんだで1時間くらい遅れてスタートして県道を進み須坂の臥竜公園の近くのツルヤで昼食休憩した。12時ごろに目的地である五味池破風高原自然園へ走り出す。

みんな汗だくになりながら林道栃平線の入口に到着した。

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急坂、砂利道、獣道、幾重もの鉄柵を越えて16時に五味池破風高原自然園の突入に成功した。

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皆、疲れを隠せなかったがあと1時間くらい適当に走れば破風岳に着くだろうと参加者全員、高を括り咲き誇るレンゲツツジの群生に心を躍らせていた……ここが終わりの始まりだと知る由もなく。

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意外に広大な園内、どこまででも続く登り坂、荒廃した登山道、機能しない案内図、途切れる道、壊れた看板、無限に湧いてくる羽虫、着々と近づく日没…

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ここまで来たら引き返すこともできない。ジャングルのような登山道を粗大ゴミと化した自転車を引きずりながら延々と突き進んだ。

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班員の体力と精神力が限界を超えた音がして死をも覚悟しかけたとき急に視界が開けて目の前に破風岳の頂上が、眼下に群魔県の不毛な大地が広がった。19時。日没まで間も無い。

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急いで破風岳の頂上で集合写真を撮り眼下に見える毛無峠を目指す。車道に出れば命の保証はされる。薄暗い登山道をライトを頼りに、最後の力を振り絞り一心に下った。

辺りが完全に真っ暗になったころ、無事に全員、毛無峠に到着した

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夢にまでみた舗装路を下り須坂に帰還。かなり冷え込んだので途中のコンビニで休憩をとった。班員全員、震えながらカップ麺を食べる機械になっていた。

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その後、長野市まで自走し班員は各々のオフトゥンに帰っていった。大変お疲れ様でした。

プランナーの不手際により想像を絶するエクストリームなランになってしまいとても反省してます。ただ、行程やルートなどをもっと煮詰めればとても素敵なランになると思いますので今後も五味ランを復活させて行きましょう。

文:夏目
写真:夏目

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